TSD支払データファイルとは?

TSDは、エストニアの所得税・社会税、積立年金保険料、失業保険料の申告書です。毎月10日までに、エストニア税務・関税庁(EMTA、Maksu- ja Tolliamet)へ提出します。2026年10月の課税期間以降、支払者は会計ソフトから、またはe-MTAにアップロードして、XBRL GL XMLファイル形式で支払データをEMTAに送信します。EMTAはそのデータをもとに申告書を作成します。EMTAは各ファイルをスキーマと100を超える業務ルールに照らして検証します。エラーのあるファイルは却下されたり、集計対象から除外されたり、申告書の確定ができなくなったりします。

ツールの説明

このツールは、ファイルをアップロードする前にこうした検証を行います。XMLを貼り付けるかアップロードすると、次の項目をチェックします。

  • EMTA独自のXBRL GLスキーマに照らした構造:要素の順序と数、コンテキストと単位、小数点以下2桁の金額
  • 支払者と課税期間:2026年10月以降は暦月である必要があります
  • 各支払いのデータ:一意のID、取引種別、支払種別と該当するセクション、チェックディジットを含む受取人のコード、各国の役割とA1証明書、および日付
  • 税額:社会税、失業保険料、積立年金保険料、所得税を、EMTAの計算式と2026年の税率で再計算します。また、支払種別にこれらの税が適用されるかどうか、受取人ごとの基礎控除額と社会税調整額の月間上限もチェックします

各問題には、該当する支払いと、KR_TM_4のようなEMTAのルールコードが表示されます。カテゴリはEMTAの分類に従います。「却下」はEMTAがファイルまたは支払いを保存しないこと、「集計対象外」は支払いは保存されるものの、その税額が申告書の合計に含まれないこと、「エラー」は修正するまで申告書を確定できないことを意味します。「警告」は処理を妨げません。支払いに税額が含まれていない場合など、EMTAが番号を付けていない形式上のチェックにはコードがありません。

問題の一覧の下には、ファイルからEMTAがTSDに加算する合計が表示されます。集計対象となる支払いと、それらにかかる社会税、所得税、積立年金保険料、失業保険料の合計です。

受取人が登録されているか、居住者かどうか、年金のステータス、第2の柱の保険料率、A1証明書の有無、または申告書がすでに確定されているかどうかなど、EMTAの登録情報が必要なルールもあります。これらはアップロード後にEMTAが確認します。2026年9月まで使用されていたTSD XML形式のファイルは、その形式として識別されます。ファイルはブラウザー内に保持されます。

機能

  • TSD向けEMTAのXBRL GLスキーマに照らした構造チェック
  • EMTAの業務ルールを90件以上、コードとカテゴリ付きで確認
  • EMTAの計算式と2026年の税率に基づく税額の再計算
  • 個人コードと登録コードのチェックディジット、年金受給年齢、月間上限の確認
  • EMTAが申告書に加算する合計の表示
  • XMLの貼り付け、またはファイルのアップロード